亞書【りすの書房】ってどんな本?何が問題なのか? [トレンドニュース]
本日のサンジャポで取り上げられていました、『亞書』(りすの書房)って書籍はご存知ですか?
この本、1冊が64,800円で発売されていまして1冊あたり400強ページのハードカバー本そして何と78巻まで発売されており、今後132巻まで出版する予定とのこと。
【スポンサードリンク】
気になる亜書の中身ですが、以下のような本です。
引用:http://evolu.blog.so-net.ne.jp/2015-11-02
ギリシャ文字を無作為に打ち込んだ本で、作者であるアレクサンドル氏は実在する人物ではなくて、出版先であるりすの書房の社長が造り出した空想上の人物らしいです。
この本はアマゾンにて出版されている(現在、取扱い中止中)のですが、全て1点もので、且つこれまで1冊も売れていないそうですよ。
なんで今、この書籍がテレビで取り上げられているのか?そこにはある書籍納入制度の悪用かという疑念が持たれているからです。
その納品制度の概要は以下の通りです。
以下、国立国会図書館ホームページ抜粋
「 納本のお願い。
日本国内で頒布を目的として発行された出版物は、原則として、すべて納本の対象となります。
国立国会図書館に納本いただくと、当館ホームページ上の『日本全国書誌』やNDL-OPAC(国立国会図書館蔵書検索・申込システム)にその書誌データが掲載されます。
また、図書館資料として広く利用されるとともに、国民共有の文化的資産として永く保存され、日本国民の知的活動の記録として後世に継承されます。
納入いただいた発行者に対しては、当該出版物の出版及び納入に通常要すべき費用に相当する金額(通常、小売価格の5割と郵送における最低の料金に相当する金額)を代償金として支払うこととなっています。」
なお、頒布を目的の基準としては流通されている書籍というのが一つの基準となるそうです。今回はアマゾンにて取り扱われていたということで、納本制度の基準となったのでしょうね
なお、この亜書(りすの書房)は既に国立国会図書館に78巻納本されており、この納本制度で既に42冊分である約136万円が発行者に支払われているそうです。もちろん亜書(りすの書房)へのこの制度の支払いの源泉は、税金です。
【スポンサードリンク】
詐欺か?とネット上では取り上げられていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
以下は私の見解なのですが、詐欺とまでは言い切れないのではないかと思っています。
理由としては、
①まず、費用対効果が全く合わない点。
-この書籍を完成させて製本し、流通させるまでにどれくらいの労力およびコストがかかるでしょうか?それが1冊3万少しであれば元がとれないと思います。
②販売者の自己満足
-国立図書館に自分が作った本が納品される。こちらのりすの書房の代表は、芸術大学卒業ということもあり、むしろ国立図書館に自分が扱った本を後世に残したい。この自己満足が強いような気がします。
一連のことをきっかけとしてからか、亞書を流通させているりすの書房も、納品制度により支払われた代金については、返金するという意思も示しているそうです。
一つのアートとして取り扱った要素も若干あるのかな?いずれにしても、謎の多いお話ですね!
スポンサーリンク
この本、1冊が64,800円で発売されていまして1冊あたり400強ページのハードカバー本そして何と78巻まで発売されており、今後132巻まで出版する予定とのこと。
【スポンサードリンク】
気になる亜書の中身ですが、以下のような本です。
引用:http://evolu.blog.so-net.ne.jp/2015-11-02
ギリシャ文字を無作為に打ち込んだ本で、作者であるアレクサンドル氏は実在する人物ではなくて、出版先であるりすの書房の社長が造り出した空想上の人物らしいです。
この本はアマゾンにて出版されている(現在、取扱い中止中)のですが、全て1点もので、且つこれまで1冊も売れていないそうですよ。
なんで今、この書籍がテレビで取り上げられているのか?そこにはある書籍納入制度の悪用かという疑念が持たれているからです。
その納品制度の概要は以下の通りです。
以下、国立国会図書館ホームページ抜粋
「 納本のお願い。
日本国内で頒布を目的として発行された出版物は、原則として、すべて納本の対象となります。
国立国会図書館に納本いただくと、当館ホームページ上の『日本全国書誌』やNDL-OPAC(国立国会図書館蔵書検索・申込システム)にその書誌データが掲載されます。
また、図書館資料として広く利用されるとともに、国民共有の文化的資産として永く保存され、日本国民の知的活動の記録として後世に継承されます。
納入いただいた発行者に対しては、当該出版物の出版及び納入に通常要すべき費用に相当する金額(通常、小売価格の5割と郵送における最低の料金に相当する金額)を代償金として支払うこととなっています。」
なお、頒布を目的の基準としては流通されている書籍というのが一つの基準となるそうです。今回はアマゾンにて取り扱われていたということで、納本制度の基準となったのでしょうね
なお、この亜書(りすの書房)は既に国立国会図書館に78巻納本されており、この納本制度で既に42冊分である約136万円が発行者に支払われているそうです。もちろん亜書(りすの書房)へのこの制度の支払いの源泉は、税金です。
【スポンサードリンク】
詐欺か?とネット上では取り上げられていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
以下は私の見解なのですが、詐欺とまでは言い切れないのではないかと思っています。
理由としては、
①まず、費用対効果が全く合わない点。
-この書籍を完成させて製本し、流通させるまでにどれくらいの労力およびコストがかかるでしょうか?それが1冊3万少しであれば元がとれないと思います。
②販売者の自己満足
-国立図書館に自分が作った本が納品される。こちらのりすの書房の代表は、芸術大学卒業ということもあり、むしろ国立図書館に自分が扱った本を後世に残したい。この自己満足が強いような気がします。
一連のことをきっかけとしてからか、亞書を流通させているりすの書房も、納品制度により支払われた代金については、返金するという意思も示しているそうです。
一つのアートとして取り扱った要素も若干あるのかな?いずれにしても、謎の多いお話ですね!
スポンサーリンク
コメント 0